昨日の午前は小学校での教室でした.
事件その1…スタディ将棋しか知らない女の子が来る.1年生の女の子が,たまに来る1年生の男の子に連れられてやってきました.
普通にプリントを持って行くので(1枚目は「取れる駒に○をつけましょう」)「ああ,指せるんや」と思っていたら,5分経ってもその子(Hちゃん)の鉛筆が進んでいないことに気付く.
K「このプリント,何をしたらいいかわかるかな?」
H「…」
K「わからない?」
H「…」
K「将棋,やったことある?」
H「…」
K「(そろそろ困惑開始) 将棋のルールは知ってる??」
H「…」
K「(あ,もしかして茶道体験に参加するつもりが間違えてこの部屋に来た?) 今日は何しに学校に来たのかな?」
H「…」
(あまりの無反応ぶりに,私以外の大人も全員困惑)
K「(でも○○君と一緒に来てるってことは,ここが将棋の部屋ってわかってるんだよねぇ…) …あっ,そうだ!!

こっちおいで!!!(強制連行)」
というわけで,将棋を指したことがないというPTAのお手伝いの方(女性)とともに
どうぶつしょうぎをやってもらう.
K「このどうぶつ,なにかなー?

」
H
「…らいおん…」K「(はぁ,やっとしゃべった…) じゃぁこれはー?

」
H
「…きりん…」以下略.
他の子のプリントの丸付けもあるので,ルール説明したあとにPTAの方にパス.
1局やってもらいました.
で,そこでPTAの方がようやく「こんな風に動き方がマークしてある駒が家にあって,それで将棋をやったことがあるらしいですよ」と情報をゲット!!
スタディ将棋かーーーっ!!しかしですねぇ.
ここを見ている子持ちの方にぜひお願いしたいのですが,せめてわからないことは「わからない」と言える子にしてあげてください.
私の聞き方もまずかったかなぁ.
どうぶつしょうぎでもちゃんと対局できていたので,動かし方を書いた紙を見ながらやってもらったら,対局できていました.
しかしこの教室では駒の動かし方を覚えたら30級なので,残念ながら級認定は無し.
「この紙を見なくても指せるようになったら30級ね♪」と伝えておきました.
たぶん,彼女にとっては「将棋=動き方が書いてあるもの」だったのでしょう.カルチャーショックかも.
スタディ将棋は「ルールを覚えるのが大変」という将棋の弱点を補ってくれてはいるのですが,その後に普通の駒に移行するプロセスが用意されていないのが問題です.
スタディ将棋はあくまでも自転車の補助輪のような存在であるべきだと思うんですね.
補助輪を外しても走れるようなところまでフォローしていただきたいものです.お願いします,公文さん♪
事件その2…Key先生,1年生O君を泣かせる.我ながら「またかよ」と思わざるを得ない,子供を泣かせる事件.
いや,でもね.
私は悪くない!!
O君は9月頃までは動かし方を書いた紙を見ながらじゃないと指せなかったのに,インフルエンザによる1ヶ月間連続教室中止が明けた11月になったら突然1手詰が詰ませられるようになっており,しかも実戦でもきっちり詰ませるようになっていた子です.
ただ難点があって,仲良しのU君としか指したがらない(そのU君はまだ駒の動き方が怪しいのでO君が連戦連勝),U君と指している間はマナーもひったくれもない,U君と指している間だけならいいけど,他の子と指す時に集中力がない.
昨日は珍しく集中していて,すごい勢いで対局を重ねて昇級して,もう1つ勝てばもう1つ昇級するところまで来ました.
(25級以下は何人に負けても2人に勝てば昇級なので,スイッチが入れば1日3級上がることもある)
相手はこちらも勝てば昇級の5年生,H君.
マナーに難ありなのはわかっているので,見えやすい所で対局してもらいました.
「よろしくお願いします」はクリア.
O君はタダの駒をきっちり取れるようになったので,着々とリードを広げる.
…がっ!!
突然,歩頭に馬を動かした!!(4四馬)
5秒くらいしてから,「あっ!!」と言って馬を3三に戻す.
Key先生のほうをちらっと見るH君.
K「O君,指した手を戻したらあかんよ」
O「指してないもん」
K「もう手を離していたでしょ」
O「でもいやだもん」
K「ダメ」(4四馬)
O「いやだ」(3三馬)
K「一度動かした駒は戻したらいけません」(4四馬)
O「いやだもん」(3三馬)
K「そんな卑怯なことをしたらあかんよ」(4四馬)
O「いやだいやだ」(3三馬)
K「H君,取っていいよ」(4四馬)←荒い
元々角得くらいしていたのでそれでもいい勝負なんですが(笑),完全にふてくされて敗北.
で,「負けました」は言わず,あたかもKey先生が邪魔をしたから負けた,みたいな態度を取る.
というわけでKeyさん一喝.
「先生があんなに注意したのに,やったらいけないことを何度もするので降級です」
「えーっやだ!! やだやだ!!」
「一度動かしたら戻したらあかんって,今まで何度言った?? ダメ!!」
というわけでO君号泣.
そのあとも「やったらあかんことやったんやから,泣いたって仕方ないよ!!」と追い打ち.
他の子供たちもびっくりしたのか,急にまじめに対局を始めました(笑).
そんな中,3年生の子が「ここを読んだほうがいいよ」と1人1枚ずつある対局カードの「あいさつをしない子,マナーがよくない子はどんなに勝っても昇級できません」のところを読み聞かせていました.
子供とは言え,非常事態には性格が表れますね.
もちろん泣かせてほったらかしではなくて,落ち着いてから,O君より弱いけど対局態度がしっかりしている子と指させてみました.
相変わらず二歩を打ちかけて「あっ!!」と戻していたけど(苦笑),とりあえず勝利.
別に誰かれ構わず厳しく当たって泣かせているわけじゃないですからね.
12月は10月のインフルエンザで延期になった親子教室と,それとは別の特別教室(本将棋なし!!),学期末の将棋大会の予定です.
☆〜〜☆「昇級の記録カード」の枚数:63枚☆〜〜☆
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